2020年4月11日土曜日

GTC (Gotenyama Triathlon Club)通信Vol.1

GTCのみなさん、こんにちは!🌸

緊急事態宣言が出されて初の週末、いかがお過ごしでしょうか。

仕事、家庭共に様々影響が生じ、その対応で精一杯かと思います。
日頃からマグロのように動き回っている事の多い皆さんにとって、外出自粛・在宅勤務はフラストレーションがたまるのではと思います、そんな皆さんへささやかな気分転換になればと思い、ブログでGTC通信を開設したので56日までの緊急事態期間中、皆さんにメッセージをお送りしたいと思います。
GTC通信 Vol1
第一部 泳がないでも大丈夫「おうちでできるトレーニング」水泳編
あと1ヶ月は泳げないし、このままでは筋力が落ちてしまう。泳がないでもなんとか泳力をキープしたい。と言う方の為に簡単お手軽3分?トレーニングのご紹介

第二部 メンバー紹介「GTCと私」田中陽一編

GTCとの出会いは人それぞれ。第1回は田中陽一さんにGTCとの出会い、活動参加のきっかけを語っていただきます。
でお送りします。




第一部 「おうちでできるトレーニング」水泳編



クロールを泳ぐ時、「肩甲骨を使って」というコメントをよく聞くと思いますがクロールでストロークの起点になるのが肩甲骨。
背中の左右にある羽の様な骨が
「肩甲骨」
ロールを泳ぐ時に肩甲骨をより大きく動かすことでキャッチポイントが遠くなり水を多く長い距離をかくことができるようになります。
大きな泳ぎ=楽に泳げる(泳いでいるように見える)カッコいいフォームです。
でも、背中の動きなんて確認できないし本当に正しく使えているのかどうか、わからない方がほとんどではないでしょうか。







ということで、今日紹介するのは「アブローラー 」を使った簡単トレーニング


名前の通り腹筋を直接刺激するトレーニングなのですが、やり方によって肩甲骨周りの筋肉にも刺激が入れられますよ。






※注意事項!
・まずは膝コロ(膝を着いた状態)で始めましょう
・手首を曲げない(体重が手首の関節に乗ってしまい怪我の原因になります)
・伸ばしすぎない(戻す余裕があるところで止めましょう)
・肩に脱臼癖のある方はやめましょう。
・伸ばした時に背中を反らさないように。(腰に力が入ってしまい腰痛の原因になります)

では始めましょう!(クロールの動きをイメージしながらやると効果倍増です)

見本動画はこちらから
  • 膝をついて腹筋ローラーを構える
  • この時にお尻が膝よりも後ろにならないようにします
  • ゆっくり体を倒していく
  • 身体を倒すのと同時に肘を上に向ける(肘を上に向けることによって肩甲骨が上がりクロールのグライドの場面がイメージできます)
  • 限界のところで1秒ほど状態をキープする(クロールで体重を前方に載せる場面をイメージ)
  • 肘の向きをキープしながら反動をつけずにゆっくり状態を起こしていく(クロールのキャッチの瞬間をイメージ)
  • 腹筋を締めながらスタートポジションまで戻します
いかがでしたか?肩甲骨の動きを意識できました?これをまずはゆっくり10回x3セットを週に3回目標にやってみましょう!

アブローラーがなければ、ハンドウォークでも同様の効果がありますよ。




肩甲骨を使う事の重要性
スイム練習のメニューでお馴染み「右側呼吸」「左側呼吸」「3回に1回の呼吸(左右交互呼吸)」のドリル練習。
人間には言うまでもなく「利き腕」がありますが、呼吸も同様で「左右差はゼロ」という人はめったにいないと思います。その左右差を小さくするのは、スイムの世界、特に海を泳ぐようなトライアスロンやオープンウォータースイムでは大変有利に働きます。左右差がないスムーズな呼吸ができると左右からくる波や右回り・左回りのコースなど自由自在に対応できるようになります。
  
そして肩甲骨の動きを意識する事はランにも効果があります。肩甲骨は体幹の通して骨盤の動きと連動するので、骨盤から足が出る事によって自然にストライドも伸び、楽に・速く走れるようになります。当然、無理なくストライドが伸びるので故障のリスク低減にもつながります。よく、ウルトラマラソンを完走した人から、レース後に「脚も痛いけど、僧帽筋など肩周りの筋肉も痛い」という感想を聞きますが、肩甲骨が使われていない事によって→上半身がリラックスできない→首回りがすくむ→肩に力が入るのが原因かもしれません。それを解決するのが肩甲骨の動きだと思います。

在宅時間が長い今こそ普段できないトレーニングを集中的にやってご自身のフォームを見直してみてはいかがでしょうか。


第二部  メンバー紹介「GTCと私」田中陽一さん 

みなさん、こんにちは。今回、平田先生から「GTCとの出会いについて一筆啓上せよ」とのご下命があり、謹んで拙文をお送り申し上げます。あらためて日記を繰ったところ、初めて平田先生のプログラムに参加したのは、2008年ことでした。もう12年ですので、ちょうどひと回りということなります。2006年頃にラフォーレの会員になり、当時は週に23回、1000mを平泳ぎで30分かけて泳ぐ「のんびりスイマー」として、週末の早朝から隣のレーンでバチャバチャ泳ぐ軍団を醒めた目で見ていました。「なんだか、野蛮だな…」と思っていたのが正直な告白です。

ラフォーレは「いつでも空いている」のが魅力であり、朝スイム派の私は週末の7時から真ん中のレーンをひとりで泳いでいたのですが、お隣のレーンに気が付けば10人もの人が集まって、何となく「そこのレーンを空けて、隣(水中歩行用)に行ってもらえないか。僕ら2レーン使いたいんで、へへ」という無言のプレッシャーを感じるようになりました。「なんだか嫌な感じ。絶対どかねー」というつまらない意地から、同調圧力を無視して泳ぎ続けておりました。「そもそも、ここはそういう(バチャバチャ泳ぐ)とこぢゃないんだよ」と内心でブツブツ言いながら、平泳ぎ(正確にはカエル泳ぎ)を繰り返していました。「だいたいさ、そんなムキになるなんてダサくない?あーもう、しぶきが飛んでくるんですけど!その“バタ足キック練習”っていうの、やめてもらえませんか!!」と声に出さずに毒づいていました。急に静かになったかと思うと、今度は“スカーリング”練習だとか。「なんだよ、急に静かになりやがって。しかもおっそい。変なの!アタマ大丈夫ですかっ!」と心の悪態は留まるところを知りません。休憩時間の談笑、高らかな笑い声、更衣室でのレース情報の交換。どれもこれも僕を苛立たせました。「だからさー、そーゆーのは、ここじゃないどっかでやってもらえないかなぁ!」。

ある日、笑顔の平田先生から声を掛けられました。「せっかくですから一緒に泳ぎませんか?」。はぁぁぁ?何言ってんの、アンタ、そもそも誰?この僕を誰だと思ってんの?僕はですねー、アナタたちのような傍若無人な野蛮人とは違って…。エレガンスを旨とする…。そんな思いとは裏腹にコースロープを超える(水中歩行用レーンとは逆の方向に)自分がおり、今日に至っております。その後の顛末は皆様ご存知の通りです。
2017年 ロットネスト チャネルスイム20k(ソロ)完泳


本当はアクティブ&アウトドアではなく、静かなインドア派なのですよ。こんな感じ↓。
https://drive.google.com/file/d/1l1IUc2PQLOvDznqybr75HVmi3zoE1MSG/view?usp=drivesdk

皆様と練習を共にできる日が遠くないことを願っています。



<編集後記>
GTC通信 Vol.1。いかがでしたでしょうか。
最近、コロナウイルスに打ち勝つには、「イライラしない」ことがとても大切だと感じています。エンデュランススポーツを得意とする皆様ならセルフコントロールはお手の物でしょう。外出自粛も、在宅勤務もニコニコしながら余裕綽々で乗り切りましょう。


次回Vol2は4月19日配信予定
第一部  Road to KONA. Ironman World Championshipの魅力紹介
トライアスロンレースの最高峰、毎年ハワイ島のコナにて開催されるIronman World Championship2年連続出場の佐々木さんの活躍を中心にその魅力迫ります。

第二部 メンバー紹介「GTCと私」桧垣知宏さん
昨年の大病はどこへやら?。絶好調で、ラン・スイム共にスピードアップ中。その秘策とは何か。

ご感想はコチラ(shinagawagtc@gmail.com)まで。



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